法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

自分の嫌いなところを見つけるためのワーク

自分の嫌いなところを見つけるためのワークを改めて紹介します。

  1. ノートとペンを用意します。

  2. 非常に激しく腹が立ったときのことを思い出します。そして再び怒りの感情を燃え立たせます。自分を抑えられなくなるくらいにまで、激しく激しく燃え立たせます。

  3. ノートに怒りのたけを書き殴ります。怒りの炎を燃え上がらせながら書き殴ります。その際、決して人名は書かないでください。「おまえ」とか「あんた」のような代名詞を使ってください。

  4. もうそろそろ十分だと思ったら終わりです。激しい怒りの継続時間はそんなに長くないのでご安心ください。

  5. ノートを閉じて心を落ち着けてください。心が落ち着くまでに数時間で済むこともあれば、数週間かかることもあるかもしれません。落ち着くまでノートのことは忘れてください(他の人に見られないよう、厳重に保管してください)。

  6. 心が十分に落ち着いたら、ノートを読み直してみてください。そこに書かれている言葉は、実はあなた自身に向けられた言葉だと思いませんか?

このワークを体験すると、「怒り」の感情に対する見方が変わってくると思います。それと同時に、過去の体験に対する見方も変わってくると思います。数ヶ月おきにこのワークを繰り返すと、やがて当時のことを思い出しても怒り狂えなくなってくると思います。怒り狂えなくなったら、このワークは終了です。

なお、このワークで怒りの炎を激しく燃え上がらせるのは、潜在意識から出てきた感情が、できるだけ改竄されない状態で顕在意識に届くようにするためです。中途半端な怒りでは、このワークの効果は期待できないと思います。

(注)このワークの本当の目的は、あくまで感情を落ち着かせることにあります。トラブルで補償等が必要な場合は、別途冷静に交渉してください。


以前は、このワークを通して怒りの感情の本当の原因を見ることができるものと思ってました。

しかし最近は、ちょっと見方が変わりました。

怒りの感情が湧き起こると、相手に対して自分のマイナス・イメージを被せるようになるのではないかと思います。怒りが激しければ激しいほど、相手に被せるマイナス・イメージがどんどん酷くなっていくのではないかと思います。(いずれも潜在意識のどこかで起きる話です)

怒りが弱いうちは、潜在意識から顕在意識に伝えられる過程で手心が加えられますが、怒りがあまりに激しくなると改竄されることなく顕在意識に届くのではないかと思います。

このワークで利用しているのは、この現象ではないかと思います。