法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

反動と理想像

(1)反動

心に大きな大きな傷を負って、猛烈な自己否定の心を持っている人たちの中には、その反動から次のような行動に出る人がいるように思います。

  1. 心が折れて、反動で大きな理想像を描いて、その実現に向けて邁進する。
  2. 矛盾は弱者にシワ寄せしてて、非道なことを行う。

古今東西の歴史を思い出してみると、個人に限らず国家単位でもこのような行動が見られるように思います。個人の思いが重なって、国家単位でこのような行動を取るのかもしれません。

もしかしたら、心が折れた反動で理想像を描くと、自分勝手で欲望まみれになってしまうのかもしれません。そのため、仮に表面的に成功しても、心に潜む苦しみが増幅されるだけかもしれません。


(2)簡素

したがって、理想像を描くのであれば、心の苦しみとは無縁のものにすべきなのかもしれません。

確かに、反動を利用した方が壮大な理想像を描けたり、猛烈な動機を維持できたりすると思います。しかし、壮大であったり猛烈であったりすることは本質ではないと思います。まずは理想が先で、それがたまたま壮大か質素か、あるいは猛烈か静穏かは、後からついてくるものだと思います。

幸い、私は様々な後遺症を抱えているので、簡素な理想像を描くのが精一杯だと思います。目立たないのはありがたいことだと思います。