法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

緊急事態の常態化

原子力緊急事態宣言は3.11から10年以上続き、新型インフルエンザ等緊急事態宣言は昨年より間欠的に発せられ、2つの緊急事態が常態化してます。時が経てば経つほど、人によって緊張感の温度差が大きくなっているように思います。

政府の言動がチグハグなのは、法律に内在する建前のモノサシと、政治家や官僚が堅持する本音のモノサシが、大きく乖離していることを意味しているのではないかと思います。私たち一人一人が持つモノサシも、人によって大きく異なっているように思います。

本来なら、モノサシのあるべき姿をみんなで話し合おうという機運が高まってもよさそうですが、どうも「私たちは何でも分かってるけど、あなたたちは何にも分かってない」という発想からの声が大きいように思います。すなわち、「何が正しいか」ではなく、「誰がエライか・正しいか」という視点から発言する傾向にあるのではないかと思います。例えば「ご理解ください」とかそうですよね。

こうなったら、人力で解決するのを諦めて、時間が解決してくれるのを待つしかないのかもしれません… 災害対策を含めて、あちこちで同様の傾向が見られるように思います。