法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

久々のオセロ(もしくはリバーシ)

思考型ゲームで脳を刺激すれば、思考能力のリハビリが進むのではないか。そんな甘いことを考えて、今日はオセロに挑戦してみました。

まずはアップル・オンライン・ストアを眺めてみると、有料のオセロ(リバーシ)アプリが多数並んでいる中、よく見ると無料のものがあったのでダウンロードしてみました。

若い頃にコンピュータ相手に何度も何度もコテンパンに負けた体験から学んだオセロの戦い方は、(1)序盤戦では相手を団子にして、自分の石を真ん中に若干数残す、(2)中盤戦では隅と辺を確実に取る、(3)終盤戦では自分の石を確実に増やす、というものでした。この作戦を実践しようと、甘い気持ちで対局をはじめました。

ところが久々の対局だったので、前半は全滅を逃れるのに必死でした。盤上の石が1〜2個しか残らない綱渡り状態が続きました。幸運にも途中で隅を取ることができたので、そこから辺へ、そして中央へと自陣を広げていきました。盤上の石はほとんどが相手の石だったので、効率よく自陣を広げることができました。やがて相手は石を置ける場所がなくなって連続パスとなり、私は抵抗を受けることなく、相手の石の塊を一列ずつ取っていくことができました。最終的には63対0で勝ちました!

激戦を終わって振り返ってみると、私は前述の戦い方の通りに打ち進めることができてました!!

しかしひょっとすると、初心者の私でも勝てるように、コンピュータは負けるための打ち方を選んだのかもしれません。しかも、初心者には「奇跡の大逆転勝ち」のように見えるような打ち方です。言い換えると、無料版は「お接待モード」で動作するように作ってあるのかもしれません。そして、「気に入ったら有料版にアップグレードしてね♪」と誘いかけているのかもしれません。確かに開発費を稼げないと暮らしていけないですものね。(うがった見方ですみません…笑)

ところで前述のオセロの戦い方は、初心者の私相手に昔々のコンピュータが取った作戦です。実際には、私が弱すぎて結果的にたまたま前述のような戦い方になっただけだと思います。おそらく、オセロの高段者同志の対局では、初心者には理解できないような、まったく異次元の戦い方が展開されていることと思います。


お接待モードではないオセロを体験してみようと、オセロの無料対局サイトにアクセスしてみました。対戦相手のコンピュータを初心者レベルに設定したのですが、18対48の大差で負けました。序盤も中盤も機嫌よく打たさせてくれたのですが、終盤はこちらが打つ場所がない(パスせざるを得ない)展開となり、何手か連打されて完敗しました。結果的に私がお接待したような対局でした(笑)

ネットの情報によると、オセロは「覚えるのに一分、極めるのに一生」なゲームだそうです。オセロ高段者は途轍もなく深く深く研究されていることと思います。現代オセロの理論本も出版されているそうです。世間知らずな私は、オセロの入口でオロオロするばかりです…