法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

いっぱいたくさんずれている

今向かっている方向が適切かどうか自分でもよくわからなくなることがあります。

進んでいく方向ってどうやって決まるのでしょうね。。目標を定めて、念入りに準備して、一所懸命進めていたはずが、、想定外の出来事が続いて、いつの間にかまったく別の方向に進んでいる。。そんなことがよくあるように思います。

まるで「百丈野狐」の野狐に堕ちた老人のようです。「不落因果(因果に落ちない)」とばかりに疾風怒濤の運命に逆らおうとするから、そんな状態から抜け出せない。「不昧因果(因果にくらまない)」とばかりに波乱万丈の運命を波乗り気分で楽しめば、どんな状態からでもあっという間に抜け出せる。そんな分岐点にいるのかもしれません。野狐禅状態から抜け出さないといけないのかもしれません。

あるいは「日日是好日」「すべてがあなたにちょうどよい」「すべては必要・必然・ベスト」なのかもしれません。

たしか禅のお話で、日常的に文殊菩薩(?)から智慧を授けていただいてありがたく思っている禅寺の食事係(典座)が、ちょうど食事の支度で忙しくしているところに新たな智慧を授けにやってきた文殊菩薩(?)に対して、「うるさい!」と言ってオタマで叩いて追い払ったという逸話があったと思います。そのくらい「いまここ」は大切なのかもしれません。

いっぱいたくさんずれているんでしょうね。