法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

陰日向なく地道に謙虚に

世の中にはたくさんのお仕事がありますが、どのお仕事にも、周りからよく見える部分と、周りからはまったく見えない部分があるのではないと思います。おそらくはお仕事の中でも一番重要な基礎的な作業は周りからはまったく見えなくて、日頃の成果の披露など限られた部分だけが周りから見えるというパターンが多いのではないかと思います。

これは例えるなら樹々の生育と一緒だと思います。一番重要なのは根っ子ですが、地面の下に広がっているので誰にも見えません。しかし、根っ子がどれだけしっかり張っているか、微生物との共生関係をどれだけしっかり作っているかは、樹々にとっては生死を決する重要な問題だと思います。一方、地上に伸びている幹は根っ子の日頃の活動の成果でもあり、誰でも見ることができます。しかし、成果の披露だからといって有頂天の鼻高々になっている暇はありません。枝葉を伸ばしたり、花を咲かせたり、実をつけたりなど、やるべきことはたくさんあるからです。

人間も同じで、成果の披露で有頂天の鼻高々になっている暇はなくて、次の活動に繋げていかねばなりません。一見派手なようでいて実際にはとても地味なことを陰日向なく地道に謙虚に続けられる人が、周りの人たちの力を借りながら素晴らしい成果を着実に出し続けられるのではないか…

今日訪ねて来てくださった方がまさにそんな職業の方だったので、こんなことを思いました。