法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

繰り返し掘り下げる

今日も「昔取った杵柄」くんの遠縁あたりの作業をしました。

昨日の課題は無事解決したので、さらに掘り下げて新たな課題に取り組んでいます。

何かを制作しているときは、スタートからゴールまで歩むだけで精一杯で、その一歩一歩を丁寧に掘り下げる余裕はあまりありません。また、作業に没頭していると周りのことが見えなくなりがちなので、希望通りに動くようになっただけで「十分に理解した」と思ってしまうことがよくあります。

そこでしばらく冷却時間を置いて改めて見直してみると、掘り下げ方が足りない部分がたくさん見えてきます。例えば、想定している状況に対しては全く問題がなくても、想定外の状況に対しては問題が発生しうることに気付くことがあります。あるいは、安全性のために設けた制約が必要以上に大きかったことに気付くこともあります。

もちろん、最初からあらゆる状況を想定できるとよいのですが、スタート時点の知見では想定できないことはどうしてもたくさんあります。ゴールまで歩んだからこそ、より深い知見を通して全体を見直すことができるようになって、改善点や問題点がたくさん見えてきます。

改善点や問題点に対処することを通して、理解が浅かったり曖昧だったりした部分の理解が深まるとともに、その分野に対する知見も深まっていきます。そして新たな改善点や問題点が見えてきます。制作物がコンパクトであればあるほど、このサイクルを短時間で回すことができます。そしてものすごい勢いで改善していくことができます。

そのような訳で、自分のためにコンパクトで便利な部品を作ることは、ものすごく勉強になります。