法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

昔取った杵柄くん

今日は新暦の元旦。早速、朝から技術的作業をしておりました。古来より「一年の計は元旦にあり」と言われているように元旦は一年の計画を立てる日だそうですが、計画を立てる前に行動しております。

私は後遺症で脳が思うように回ってくれませんが、思いもしない形では回ってくれているようです。

例えば技術的作業をするにしても、あれこれ考えるのは顕在意識から見えないところで行われているようです。そして結論だけが顕在意識に少しずつ順番に届けられるようです。

おそらく、昔取った杵柄くんは顕在意識から見えないどこかで生きているのだと思います。そして色々と検討して、今から A 〜 Z の作業をしよう、などと決めているのだと思います。ところが顕在意識はあまり賢くないので、まずは A だけを届けるのだと思います。A の作業が終わる頃には、顕在意識の理解が少し進んでいるので、B について理解できるようになります。そこで B が届けられるのだと思います。そうやって順番に C, D, … と届けられて、理解と作業が十分に進んだ頃に、ようやく最終目標の Z が届けられるのだと思います。

このように、顕在意識は昔取った杵柄くんからの指示に従って作業するのが精一杯で、対象領域について深く理解することはまだ難しいのだろうと思います。また、昔取った杵柄くんと顕在意識のコミュニケーション・チャネルが非常に細いので、作業速度が発症前より一桁も二桁も遅いのも仕方のないことなんだろうと思います。今は、どんな形態であれ前に進めるだけでも、とてもありがたいことだと思います。

この先リハビリが進んで、昔取った杵柄くんと顕在意識のコミュニケーションが上手にできるようになれば、作業効率がグンと上がってくれるかもしれません。いつの日か、かつてのペースで技術的作業ができるようになると幸せだろうな…