法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

棋譜並べ

囲碁や将棋の勉強方法には、対局、詰碁(詰将棋)、棋譜並べ、と大きく分けて3種類あるそうです。

そのうちの棋譜並べに挑戦しています。これまでに並べたのは、2016年3月に開催された「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負から、第1局、第4局、第5局の3局です。

本来であれば、一手打つごとに局面を理解して、次にどこに打つ可能性があって、一番よいのはどこか、対局者の意図は何かなどを考えながら棋譜並べができるとよいのですが…、如何せん、そんな難しいことは分かりません(笑)。まだまだ、棋譜から次の一手を探すだけで精一杯です。

とは言え、まったくわからない訳ではなくて、所々ですが、「ここでは○○の対策が必要で、候補はいくつかあって、ここではこれを選んだようだ」程度のことならわかることがあります。ただし、なぜそこが最善なのかまでは分かりません。

聞くところによると、より深く勉強するためには同じ棋譜を何度も並べるとよいそうです。一回ごとに理解が深まっていくそうです。強い人は3回くらい視点を変えて並べるだけでかなり勉強になるそうですが、低級位者の私は3回では絶対足りません。解説に書かれている変化図まで理解できるようになろうと思ったら、、たくさんの棋譜を繰り返し並べて段階的に経験を積んでいくしかなさそうです。

囲碁は入口はやさしく、進めど進めど尽きることのない奥深さを持っているので、目標設定を段階的に深めていくことができそうです。思考能力のリハビリにはピッタリの題材ではないかと思います。


〔追記 2020-10-09〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 全5局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負は、10/9(金) までに5局とも1回ずつ並べることができました。


〔追記 2020-10-10〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第1局

10/10(土) に、「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負の第1局を3回並べました。

1回目は番号を追いかけるので精一杯でした。2回目は解説を読みながら並べました。3回目はできるだけ棋譜を見ないようにして、記憶に頼って並べました。強い人はどんな気持ちで並べているのでしょうね。私は相変わらず理解できないまま並べています。

棋譜並べはまだ慣れてないので、1回並べるだけで脳がそこそこ疲れるようです。軽く休憩してから碁石を片付けるようにしているのですが、それでも間違って白石を黒石の碁笥に入れたり、黒石を白石の碁笥に入れたりすることがよくあります(笑)

本当は一手一手、物凄いヨミがあるはずなのですが、その1%でも思いを馳せることができるようになるまでには、これから長い長い歳月が必要と思われます。気長に楽しみたいと思います。


〔追記 2020-10-13〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第2局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負の第2局を、10/11(日) に1回、10/12(月) に3回、10/13(火) に2回と、この3日間で合計6回並べました。

アルファ碁は白番と黒番で性格が変わるそうで、白番だった第1局では安定的な打ち方を見せましたが、黒番だった第2局では積極的な打ち方を見せました。そのため低級位者の理解を超えた複雑な対局となり、6回並べても手順をあまり覚えられませんでした。

トップ棋士の対局では、一手一手がたくさんの意味を持っています。直接的には左の石を攻撃しているようでいて、実は右の石も脅かしていて、さらには下の石を守っていて、そればかりか相手の陣地を削りつつ、将来の自分の陣地を広げている。数手先を見るといろんなことが鮮やかに決まっていて、唖然とするしかありません。私のような低級位者の理解を遥かに超えた深い深いヨミが火花を散らしているようでした。


〔追記 2020-10-16〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第3局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負の第3局を、10/14(水) に2回、10/15(木) に2回、10/16(金) に1回、合計5回並べました。

強い人から見ると素晴らしい対局だったようですが、低級位者の私にはよくわからないことだらけです。

囲碁や将棋ではプロ棋士が研究に研究を重ねて良い手を追求しています。研究の進展によって、かつて良いとされていた手が悪い手となり、逆に悪い手とされていた手が良い手になることがあるそうです。

アルファ碁が見せた手は、プロ棋士の常識をいくつも書き換えたようです。今ではAI囲碁はプロ棋士の研究になくてはならない存在となっている模様です。しかし、低級位者の私が解説を読んでも、プロ棋士の感動はよくわからないのでありました。。


〔追記 2020-10-19〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第4局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負の第4局を、10/17(土) に1回、10/18(日) に1回、10/19(月) に1回、合計3回並べました。10/17(土) 午前中に打合せに出席したので、脳の回転力が低くて、番号を追いかけるので精一杯でした。


〔追記 2020-10-20〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第5局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負の第5局を、10/20(火) に1回並べました。280手もあるので、特に終盤は番号を追いかけるので精一杯でした。


〔追記 2020-10-22〕「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負 第1局〜第5局

「アルファ碁対イ・セドル」五番勝負を改めて並べました。10/21(水) に第1局〜第3局を1回ずつ、10/22(木) に第4局〜第5局を1回ずつ。

多少なりとも棋譜が記憶に残っているので、番号を追いかけるのは最初の頃よりだいぶん楽になっていますしかし。結局のところ、アルファ碁やプロ棋士が何を考えているのか、低級位者の私にはさっぱりわかりませんでした(笑)

棋譜並べは、思考能力のリハビリの一環として取り組んでいます。時間をかけただけの効果が現れるかどうかは、現時点ではなんともわかりません。

明日から別の棋譜に挑戦してみようと思っています。