フィンランドの首相は30代女性で、連立5与党のうち3党の党首が30代女性、閣僚19人のうち12人が女性だそうです。一方、日本の首相は70代男性で、連立2与党の党首はどちらも70歳前後、閣僚21人のうち女性は2人だそうです。この違いはどこから来るのでしょうか?
ひょっとしたら、求められる「政治力」の中身が大きく違うのではないでしょうか。
ラグビーに例えるなら、フィンランドの閣僚はナンバーエイト(=状況をきちんと理解して国民と適時対話しながらベストな方向に進めていくのがフィンランドで求められる政治力)なのに対して、日本の政治家はフロントロー(=権力にものを言わせてゴリゴリ進めるのが日本で求められる政治力)ではないかしら… その違いが内閣人事に現れているのではないかしら…
日本のナンバーエイトはいずこに…
以下、関連記事です。
- 女性の政治参画「何周遅れ?」 日本―フィンランド比較が話題に (共同通信, 2020-09-23)
以下、フィンランドの内閣についてです。
- [首相は34歳女性、閣僚も女性12人…フィンランド「ガラスの天井」ない理由] (https://mainichi.jp/articles/20191217/k00/00m/030/078000c) (毎日新聞, 2019-12-17)
- 「首相は34歳女性、閣僚の4人が35歳未満」のフィンランドから学べること (Courrier Japon, 2020-03-31)