法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

未来の世代に残すべきもの

伝統と呼ばれるものはたくさんあります。その中には、しっかりと未来の世代に伝えていくべきものと、我々の世代で断ち切るべきものとがあると思います。

一般論としては、何百年、何千年と続く伝統には、現代人がすっかり忘れてしまった奥深い理由が隠されているかしれません。伝統の背景を丁寧に調査して、未来の世代に伝える意義がある伝統かどうか慎重に判断していく必要があると思います。その際、古くから伝わる伝統ほど本来の姿からずれて伝わっている可能性があると思うので、伝統の根幹と枝葉をしっかりと見極めて、枝葉に惑わされることなく根幹を観て判断するよう細心の注意が必要だと思います。そして未来の世代がいつでも再検討できるように、調査・判断の記録はきちんと残しておくべきだと思います。(こういうところは私は保守的です)

一方で、百年程度の浅い歴史しか持たない『伝統』は、制定当時の政治情勢や社会情勢が反映されているだけの場合が多いのではないかと思います。果たして『伝統』と呼ぶべき価値があるのかどうかを含めて精査して、現代の社会情勢に合わせてどしどし変えていくべきだと思います。(こういうところは私は革新的かもしれません、笑)

未来の世代に何を残すべきか?、じっくりと考える必要があると思います。