ダライ・ラマ14世(著)「思いやること こころを育てるための小さなコツ」(原題: How to Be Compassionate)を読みました。前半では、思いやりを持って生きていくために解決すべき課題と対策が9つ紹介されてました。後半では、思いやりを持った生き方の重要性と実践方法が書かれていました。平易な言葉で書かれているので、とても読みやすくてわかりやすい本でした。
前半の9つのポイントを私なりの言葉で書いてみました。
後半で紹介されていた慈悲深く生きるための祈りの言葉から印象に残ったものをいくつか引用します。
- この方はひどく苦しんでいます。幸せを手にし、苦しみを和らげたいと願っているのに、悪行を手放し善行を身につけるすべを知らないのです。この方の苦しみとその原因が、私の中で実を結びますように。(p.123)
- 私がよいカルマとして積み重ねてきたすべての善行を、一片のためらいも後悔もなく、この方々に差し上げます。それは彼らにとって幸先のよいものとなるでしょう。(p.123)
- 私の病や不運が、命を持つすべてのものの苦しみの代わりとなりますように。(p.124)