法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

揮発性記憶

落語か昔話に、こんなお話があったように思います。

お使いを頼まれた小僧さん、用件を忘れないようにと、内容を繰り返し唱えながら歩いておりました。ところが、途中で小川を飛び越えるときに、うっかり「どっこいしょ」と唱えてしまったものですから、そこから先は「どっこいしょ」「どっこいしょ」と繰り返し唱えながら歩くことなりました。目的地に到着した小僧さん、大きな声で「ごめんください、どっこいしょください〜」と叫びましたとさ。

今の私は、このお話の小僧さんのようです。

「あれをしよう」「これをしよう」と思っても、自宅内を数メートル移動するあいだに何か気になるものを目にした途端、当初の用事はすっかり忘れて別のことを始めてしまいます。

それどころか、「あれをしよう」「これをしよう」と思って振り返った瞬間に、何か気になるものを見つけてしまうと、当初の用事をすっかり忘れて別のことを始めてしまうこともあります。

気温が随分と下がってきたからでしょうか、記憶の揮発性がいつにも増して高い状態です(笑)