法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

勝てば勇将、負ければ鬼

鬼が出てくる昔話の舞台は主従関係が重要な社会であることが多いように思います。ですから「鬼」とは主君にとって「存亡を脅かす敵」というだけのことで、領民にとって「鬼」だったかどうかはわかりません。ひょっとしたら主君こそが「暴君(鬼)」で、主君の敵こそが「名君」だったのかもしれません。戊辰戦争後の「勝てば官軍、負ければ賊軍」と同様に、鬼物語の時代には「勝てば勇将、負ければ鬼」だったのかもしれません。