音としては聴こえるけど、言葉としては理解できない。私が日常的に体験していることです。
ゆっくり、間をあけながら話してくれると聞き取りやすいけど、早口は聞き取れません。聞き取れる速度は疲れ具合・体調・気候・内容の複雑度など様々な要素の影響を受けるので一概には言えませんが、例えば日本語能力試験N3のリスニング試験は私には早口すぎて聞き取れません。(N3はN1〜N5の5段階の試験の上から3番目で、「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる」かどうかの試験です)
同じような症状の方は世の中にはたくさんいらっしゃるそうで、医学的には「聴覚情報処理障害(APD)」という名前が付けられているそうです。たたしこれは症状に対する名前であって、原因に対する名前ではありません。原因を細かく見ていくと人それぞれで、治療法も確立してないそうです。
私の場合は(大雑把に言えば)後遺症で脳がポンコツだからです。聞き取れた言葉、その場の状況、相手の雰囲気などから、相手の言いたいことを推測しています。そのため、頓珍漢な受け答えをしていることが多いのではないかと思っています。現状での一番の対策は、会話を極力回避することです…
《リンク集》
- 聴覚情報処理障害 (Wikipedia)
- 聞こえる言葉が理解できない人が直面する危険 - APD・聴覚情報処理障害を知っていますか (平野浩二, 東洋経済, 2019-09-14)
- 聴覚情報処理障害(APD)のサイト
- APD(聴覚情報処理障害)当事者会 APS ( Note, Twitter )