法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

やましたひでこ(著)「新・片づけ術『断捨離』」

やましたひでこ(著)「新・片づけ術『断捨離』」を読みました。断捨離という言葉はとても有名で最近私もよく使ってますが、やましたひでこさんの著書を拝読するのは今回が初めてでした。

「断捨離」はヨガの行法哲学「断行」「捨行」「離行」をもとに生まれた言葉だそうです(p.27)。ということは、断捨離はどこかしらヨガやインド哲学の影響を受けているということだと思います。だからかどうかわかりませんが、断捨離は私にはどこかしらとっつきやすいように思いました。

住まいとは、そこに住む人たちの心の現れではないかと思います。モノがあふれている現代においては、心の状態が増幅されて住まいに現れるのではないかと思います。だからこそ、モノ不足の時代にはまったく不要であった断捨離が、現代社会において求められているのではないかと思いました。

そして、断捨離を通して自分自身の心の状態を見つめて、自分自身の心の中も断捨離していくことが大切ではないかと思いました。


やましたひでこ(著)「新・ココロの片づけ術 自在力」を読みました。やましたひでこさんの著書を拝読するのはこれで2冊目です。

著者はヨガと合気道を長年続けておられるそうです。断捨離はヨガだけでなく合気道の考え方の影響も受けているのだと思いました。

この本では「龍の目、蛇の目」という言葉が紹介されてました(p.167)。同じような意味で、英語には「bird's eye, worm's eye(鳥の目、虫の目)」という言葉があるそうです。カナダ在住の言語学者金谷武洋さんの著書に「英語は『鳥の目』の言語、日本語は『虫の目』の言語」という趣旨の説明がありましたが、その対比を思い出しました。どちらも重要な視点だと思いますが、日本語という言語の持つ性格から日本人はどうしても『虫の目』に偏りがちだと思うので、日々の暮らしの中で『鳥の目』の視点を意識的に心がけることは重要なんだな、と思いました。


やましたひでこ(著)「実家の断捨離 片付けのカギは『親離れ』」を読みました。やましたひでこさんの著書を拝読するのはこれで3冊目です。

実家の断捨離の前に、親との関係を見つめ直して、親との適切な『間(ま)』の取り方を見つけることが大切なようです。これは断捨離の限らず、とても重要なことだと思いました。

「断捨離という行動療法」(p.182)という言葉が印象に残りました。やはり断捨離で一番重要なのは自分自身の心の中の断捨離なのだと思いました。そしてそれは自分自身の限界の断捨離でもあるのだと思いました。