法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

本当に大切なもの

今やっている片付けの目的は、(1) ご近所さんにこれ以上ご迷惑をおかけしないようにする、(2) いつ召喚されても困らないようにする、(3) できることしかできない状況を作る、の3点です。このような目的の片付けなら、「断捨離」よりも「生前処理」と呼ぶべきではないかと昨夜から思い始めました。「生前処理」と呼んだ方が、なぜ身軽になりたいのか、どのくらい身軽になりたいのか、直感的に伝わりやすいのではないかと思います。よい言葉を見つけたぞ!と思っております。

もちろん「断捨離」のエッセンスは忘れたくはなくて、最終的に手元に残すのは『本当に大切なもの』だけにしたいと思っています。ただ「本当に大切なものって何?」という問いは、人生哲学的に優れた難問だとも思っています。これまでチャランポランに生きてきたもので…、これまでの人生を問われているのだと思います…

例えば「無人島にひとつだけモノを持っていくとしたら何を持って行きますか?」という質問がネタとしてよく取り上げられます。少し状況を変えて「ワンルーム・マンションで一人暮らしをするとしたら、何を持って行きますか?」と聞かれたら何と答えますか?この質問には、かなり現実的な答えをせざるを得ないと思うのです。衣食住周りは必須で、大切なものもある程度持って行けますが、全体量に限界があります。たくさん持って行ってギュウギュウ詰めの中で暮らす手もありますし、ちょっとだけ持って行ってゆったり暮らす手もあります。また近所迷惑になるものは持って行けません。この思考実験をした後で改めて「本当に大切なものって何?」を考えると、違った答えが見つかるかもしれません。

昔々何かで読んだのですが、多くの人は本当に必要なものにはお金を払いたくないのだそうです。例えば食べ物、、多くの人は安い方がよいと思ってます。例えば普段着、、多くの人は安い方がよいと思っています。ところが、あってもなくてもよいものには大金を出すそうなのです。例えばグルメ、、高くても食べに行きます。例えばブランド品、、高くても買ってしまいます。そんな思考実験をした後に改めて「本当に大切なものって何だろう?」と考えてみると、今までとは違った答えが出てくるかもしれません。そして、ワンルーム・マンションに持っていくものも変わってくるかもしれません。

あなたにとって本当に大切なものは何ですか?もしかしたら今日まで天地がひっくり返っていたのかもしれませんよ♪