法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

週末の勉強会

この週末は勉強会に参加しました。勉強会のように決められた演題に沿って講師が一人で喋るのを聞くのは、会議のように複数の人が様々な発言をするのを聞き取るよりも、ずっと楽なので助かります。

ちょっとマニアックな表現になってしまいますが、私が話を楽に聞き取るためには、テーマや話者の特徴にあわせて脳内のコントロール・パネルを色々と調整する必要があります。ですから、講演会のようにテーマが決まっていて話者も一人だけの場合は、コントロール・パネルを最初に一回だけ調整して、後はそのまま聞いていればよいので(途中で微調整が必要な場合があるにしろ)、比較的楽に聞くことができます(あくまでも「比較的」です)。それに対して、会議のように複数の人が様々な発言をする場合には、コントロール・パネルを頻繁に調整しないといけません。調整が上手にできないと、話を聞き取るためについつい脳を高速回転モードにしてしまって、脳に過負荷をかけがちです。そのため会議はとても疲れやすいです。この違いは大きいです。

もう一つ講演でありがたいのは、全部を理解する必要はないことです。聞き取れる範囲だけを聞いて、疲れたら脳を休めても誰も困りません。そこで脳内の日本語解析機能の感度を低くして聞くことができます。また、聞いた話をすぐに忘れても誰も困りません。たとえ顕在意識では上手に思い出せなくても、記憶のどこかには眠っていると思います。それを潜在意識が夜な夜な上手に醗酵させてくれることと思います。ですから安心して脳内の記憶機能の感度を低くして聞くことができます。そんなこんなで、脳をかなり省エネ状態にして聞くことができると思います。今の私にはこれはとてもありがたいことです。

また休憩時間に話される内容も比較的想定範囲内ですし、会話の輪に入る・入らないも自由ですし、復習してるふりして一人で休んでても大丈夫です。このように講演会は私から見た自由度が高いのもありがたいです。

そんな風に考えて勉強会に参加しました。この人生で最後の勉強会参加となる可能性が高いと思って、記念の気持ちを込めて参加しました。お蔭様で期待以上に理解できてとても助かりました。