法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

恐怖心と妄想

エリート層から見ると従来とはまったく異なる『未知の論理』で政権運営がなされているのではないかと思います。それゆえ、官民ともに人々の間に体制内での生存が脅かされているという恐怖心が生まれ、その恐怖心から『トンデモ妄想』が続々と生み出されて、従来ならありえなかったことが次々と起きているのではないかと想像しています。

実のところ、同じような現象は全国津々浦々で発生しているのではないかと思っています。全国各地にいる妄想力あふれる人々が紡ぎ出す物語に、周りの人たちが激しく巻き込まれているのではないか。多くの人々に信じてもらえる妄想物語を紡ぐ能力を持つ人が注目され、信頼を集めているのではないか。その結果、全国各地で妄想の嵐が吹き荒れてしまっているのではないか。社会がそのような状況にあるからこそ、その大元締めである政権は基盤が安定しているように見えるのではないか。そんな風に想像しています。

ですから、誰かが「王様は裸だ」と言えば、そしてみんなが「王様は裸だ」と納得すれば、世の中はまったく変わってしまうのではないかと思っています。


世の中には、事実と推理と妄想の区別がつかない人がたくさんいるように思います。恐怖心の強い人はネガティヴ妄想を生み出しやすいだけでなく、自分だけに都合の良いポジティヴ妄想も生み出しやすいように思います。

したがって、恐怖心に打ち克つのではなく、恐怖心を消すことが大事だと思います。そうすれば妄想のエネルギー源を消すことができ、事実をまっすぐ見つめることができるようになると思うからです。