法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

モノの末路

今日は使い古したお布団を捨てに行ってきました。お布団はてっきり火葬されるものと思っていたのですが、案内されたのは埋立処分場での風葬でした。最近のお布団の素材は様々なので、うかつに火葬できないのかもしれません…。埋立処分場の係員さんの指示にしたがって、お布団や畳がこんもりと丘のように積まれたところに自分の手で置いてきました。ついこの間まで毎晩私を守ってくれたお布団を、自分の手で風雨に晒すのは少し心が痛みました。思わずしばらく手を合わせてしまいました。どうも私はこういうのは弱いらしく、帰路に少し涙が出そうになりました…。お布団さん、成仏してください。

この2ヶ月あまり、燃やさないゴミをたくさん出してきましたが、もしかたらみんな埋立処分場で風葬されているのかもしれません…。それを思うとゴミとして出した品々に申し訳ない気持ちになりました。

考えてみると、燃やすゴミとして出した思い出の品々も、ゴミ回収車の中で生ゴミを含めて様々なゴミと一緒に混ぜられて、ゴミ焼却場では深くて大きなゴミ貯蔵庫の穴にドサッと放り込まれてグチャグチャになり、最後にクレーンか何かで手荒に焼却炉に放り込まれて燃やされます。大切にしていた思い出の品々の末路がそんな状態だと考えると、ちょっと悲しくなります…。せめてお手紙など大切なものは、自分の手で燃やしたいなぁと思いました。

買ったり貰ったりしたモノはいつかは捨てる日がやってきます。それは明日かもしれないし、死後のことかもしれません。いずれにしてもいつかはやってきます。その日のことを考えると、そして捨てられたゴミの末路のことを思うと、うかつにモノを手に入れてはいけないなぁとも思いました。