法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

寄り道からドラえもん

今日も「昔取った杵柄」くんの遠縁あたりの作業をしました。

先日から、テストで必要となるツールを作成しています。今日は寄り道をして、取り扱えるパラメータの種類を増やすための作業をしました。


(1)技術革新

電子計算機が生まれたのは半世紀以上も前のことです。それから今日まで、たくさんの人たちが技術革新にたずさわって、その時々のその人々にとっての最善を尽くしてきました。その結果、現代社会においては、電子計算機はなくてはならないものとなっています。やがて電子計算機が人間を圧倒して、人間を支配するようになるのではないかと真剣に危惧する人たちもいるくらいです。電子計算機を生み出したレジェンドたちから見ても、まさに SF としか思えないような世界が実現しているのではないかと思います。

(2)技術仕様

長い歴史の中で築き上げられてきた技術仕様を改めて眺めていると、「なぜこんな決定をしたんだろう…」と思う仕様に出会うことがあります。それを現代人の視点から批判することは簡単ですが、おそらく当事者たちが最善を尽くした結果だと思います。歴史を勉強して当事者の視点を理解できるようになると、技術仕様を眺めるのがさらに楽しくなるのではないかと思います。

(3)歴史的背景

なぜこのような文章を書きたくなったかというと、「なぜこんな決定をしたんだろう…」と思いたくなる仕様に今日出会ってしまったからです。

おそらく、仕様策定に関わった人たちにとっては最善の選択だったのではないかと思います。それは技術的な理由によるものだったのかもしれませんし、商業的な理由によるものだったのかもしれませんし、あるいは関係各社の合意を得るための政治的な理由によるものだったのかもしれません。

しかし、背景を知らない私にとっては面倒なだけの仕様です(笑)

(4)技術仕様

もしもこの先、AIが技術仕様を決定する時代が来たとしたら…、人間的な意味での「面倒臭い」という概念を知らないかもしれないAIが策定する技術仕様は、人間から見て「美しい」ものとなるでしょうか、それとも「奇怪な」ものとなるでしょうか。。

このまま技術革新が進むと、やがてAIの「思考能力」は人間を遥かに凌駕したものになることでしょう。そのとき、AIの判断基準における「すばらしい」技術仕様は、人間が策定する技術仕様の性能を遥かに凌駕すると同時に、人間の理解力を遥かに超えた複雑度を持ち、人間にはとても制作できないものとなっているかもしれません。

そして、人間の理解力を遥かに超えた「魔法の国」のような世界がやってくるかもしれません。半世紀余り前に登場した「ドラえもん」は、そんな世界からやってきたのかもしれません。


なんちゃって、今日の寄り道の中でたまたま出会ったちょっとだけ面倒な技術仕様を眺めているうちに、ドラえもんが生まれた遥かな未来に思いを馳せてしまいました(笑)