法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ソフトウェア作成でも出会いを大切に

私は後遺症により「視野狭窄」ならぬ「思野狭窄」なので、一度に考えることのできる範囲がとても狭いです。

そのため、ソフトウェアの小さな部品を書くときでさえ、まずは「とりあえず部分的に動く」ものを作って、あとから少しずつ機能追加しています。ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかるため、ある程度形になる前に飽きてきます(笑)。完全に飽きてしまうと困るので、少し飽きを感じたら別の作業に移るようにしています。その結果、作りかけの小さな部品がたくさんできてます。そこで、あちらの部品、こちらの部品と、部品の間を巡りながら作業しています。幸か不幸か、ソフトウェアを作成する速度よりも、興味が広がる速度の方がずっと速いので、発散傾向にあります(笑)

また、脳の回転力がとても低いので、慣れないことをすると脳に過負荷をかけがちで、頻繁に休憩が必要になってしまいます。例えば、調べ物の結果を必要かつ十分な形にまとめようと思うと、ついつい発症前のような脳の使い方をしてしまって、意外と疲労を伴います。しかし長い目で見ると、文書作成能力は必須なので、場数を踏んで慣れていく必要があります。

このような状態ですので、ソフトウェアの全体設計のような高度な作業は夢のまた夢です(笑)

イソップ寓話『ウサギとカメ』で喩えるなら、ウサギのような進め方はとても無理で、カメの進め方を目指すしかありません。ゆっくりゆったりだからこそ、風景を存分に楽しんだり、深く掘り下げたり、思いがけない発見をしたりできるかもしれません。また、当初のゴールに到着できる保証がないので、逆に自由自在に軌道修正してもまったく問題がありません。ある意味で「出会い」を大切にする進め方になるかもしれません。

現状では、このような進め方が精一杯です。これからどんな「出会い」があるか、とても楽しみです。