法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

慣れ親しんだことの方が、回復しやすい

今日も「昔取った杵柄」くんの遠縁あたりの作業をしました。

思考能力のリハビリの一環として、時々思い出したようにプログラミングに取り組むようになって、3年近くが経ちました。当初は技術的なことを理解したり思考したりすること自体が簡単なことではありませんでしたが、ありがたいことにいつの間にか随分と楽にプログラミングできるようになっています。

これはまったくの想像ですが、やはり「昔取った杵柄」くんの周辺の記憶や能力は、脳内のあちこちに断片的に生き残っているのではないかと思います。リハビリを通して、記憶や能力をうまくつないでいくと、臨界点を超えたあたりから急速に能力が回復してくれるのではないかと思います。

逆に、発症前にやり慣れてなかったことについては、今から脳内に回路を作らなくてはいけません。ところが脳内はあちこちが壊れているので、回路をうまく作ることができないでいるのではないかと思います。

したがって、脳内が壊れてしまった人は、かつて慣れ親しんだことを中心にリハビリした方が、効果が出やすいのではないかと思います。逆に、慣れないことをリハビリで取り組んでも、下手をすると時間の無駄で終わるかもしれません。

最近、そんな風に思っています。ただし、同じような病気の人でも脳内の壊れ方は人それぞれだと思うので、私以外の人にどのくらい当てはまるかはわかりません。