法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

草の根パワー

(1)辺境地帯

思考能力のリハビリに「昔取った杵柄」くんの近隣に取り組もうと思っていたのですが、あれこれ調べているうちに、複雑度の高くなさそうな辺境地帯にたどりつきました。

しかし実際には、理解が足りないために複雑度が低く見えていただけでした。調べれば調べるほど最新の動向は興味深く、また奥深くて面白いです。二十歳の頃のワクワク感を思い出しそうな勢いです。

欧米の人たちは、草の根パワーで面白そうなものをどんどん作り出しますね。後遺症の影響で、今の私の作業速度は彼らと比べると桁違いに遅いですが、彼らのようにパワフルに生きていきたいです。


(2)文化の違い

私の勝手な印象ですが、日本人は「多くの人がよいと思うもの」を作るのが得意なように思います。世間の空気を読むのが上手な人が多いのかもしれません。そのため、よりよいものを作ったり、よりよい使い方をしたりするのは得意ですが、逆に想像を超える素晴らしさを生み出せるのは一握りの人たちに限られているのではないかと思います。

それに対して欧米人は「自分がよいと思うもの」を作るのが得意なように思います。感性を磨くのが得意な人が多いのかもしれません。おそらく玉石混交で鳴かず飛ばずのものは多いのではないかと思いますが、失敗は成功の母とばかりに、特大のイノベーションを生み出すことも多いように思います。

モノもサービスもあふれている現代は、日本人の特徴を生かしにくい時代なのかもしれません。

今も昔も、「昔取った杵柄」くんの周辺についてあれこれ調べようと思ったら、英語の資料が頼りです。世界中の同好の士のために、わかりやすい資料を作成したり、素晴らしいものを作ったりするのが、本当に得意な人たちだなぁだと思います。爪の垢を煎じて飲みたいところですが…、時節柄、入手するのは難しそうです。