法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

思い通りにならないことを徹底的に体験してみると

仏教の『苦』は「思い通りにならないこと」という意味だと聞いたことがあります。その場合、「一切皆苦」とは「あらゆることは思い通りにならない」という意味になると思います。

あらゆることが思い通りにならないなかで、神仏に祈願したり、風水を工夫したり、財力や腕力に物を言わせたり、心を磨いたり等々、人それぞれの方法で願望実現を試みているのではないかと思います。

しかし、どうせあらゆることが思い通りにならないのであれば、どこまで思い通りにならないのか、徹底的に体験するのもひとつの手ではないかと思います。

「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

普通の暮らしでは味わえないような様々な貴重な体験を通して、この世の法則の一部が見えてくるかもしれません。もしもひとつの人生の中で、六道(天道・人間道・修羅道畜生道・餓鬼道・地獄道)すべてを味わうことができたなら、かなりお得ではないかと思います。