法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

もしも大宇宙コンピュターがあったとしたら…

(1)量子コンピュータ

現代のコンピュータが扱うデータは、0か1の値を取る「ビット」の組み合わせでできています。ビットの組み合わせにプログラマが意味を与えて、その意味に基づいて演算することで、様々な処理が実現されています。最近のAIでよく聞く深層学習(ディープ・ラーニング)で扱うデータも、ビットの組み合わせでできています。

現在研究段階にある量子コンピュータが扱うデータは、0かもしれないし1かもしれないという「量子ビット」の組み合わせだそうです。現代のコンピュータでは計算時間がかかり過ぎて実質的に解けない問題でも、量子コンピュータ向けの特殊なアルゴリズムを使うとあっという間に解ける問題がたくさんあるそうです。

もしかしたら、量子コンピュータは驚愕の未来を切り開くかもしれません。


(2)大宇宙コンピュータ

人間の脳は、脳細胞のネットワークでできたニューロ・コンピュータと考えることができるようです。化学物質や電気信号の交換によるネットワークかもしれませんし、もしかしたら量子レベルでの情報交換も行われているかもしれませんし、ひょっとしたら未知の原理による情報交換も行われているかもしれません。本当は人間の脳は、人間の理解を超えたアーキテクチャを持ち、人間の理解を超えたアルゴリズムが走っているかもしれません。人工のニューラル・ネットワークとは一味違うだけでなく、人間の想像力を遥かに超えた高機能・高性能な存在なのかもしれません。

大自然も大宇宙も、生き物のつながり、物質のつながり、エネルギーのつながりなどでできています。もしかしたらどちらも、人間の理解を遥かに超えた動作原理とアーキテクチャを持ち、人間の理解を遥かに超えたアルゴリズムが動作する、超巨大コンピュータとしても働いているかもしれません。

ひょっとしたら私たち人間は、一人一人が超高性能なバイオ・コンピュータであると同時に、超巨大な大宇宙コンピュータの一部でもあるのかもしれません。また、大宇宙コンピュータを超巨大クラウドとして使いこなしているのかもしれません。


(3)超リアルな三次元CG

思いは現実化する、という考え方があるそうです。

→ 希望する未来の姿を心の中で詳細に思い描いて、その実現を祈る。その瞬間に、思いの実現に向けてベストな手順が計算されて、実行に移される。実現までの過程には、楽しいこともあれば、苦しいこともある。やがて希望した通りの姿で実現する(雑念や妄念や不安も含めてすべてそのまま実現する)。

そんな考え方です。日々実感されている方もいらっしゃるようです。(残念ながら私にはわかりませんが…)

もしも大宇宙が超高機能で超高性能な超巨大コンピュータであるならば、一人一人の希望を同時にすべて実現するためのベストな手順を瞬時に計算して、粛々と実行することは難しいことではないのかもしれません。もしかしたら、一人一人が新たな希望を抱くたびに全ての手順を瞬時に計算し直して、粛々と実行しているのかもしれません。

そしてこの世は、大宇宙コンピュータに接続された超リアルな3D表示装置かもしれません。私たちは、大宇宙コンピュータの表示内容を五感で受け取りながら、一喜一憂しているのかもしれません。

私たちの入力(感覚)も出力(言動)もすべて大宇宙コンピュータに直接つながっているとしたら、大宇宙コンピュータの働きで一人一人の希望が寸分の狂いもなく現実化されることは、そんなに難しいことではないかもしれません。


(4)優秀なプレイヤー

仮にこの世が大宇宙コンピュータの高性能な表示装置であり、かつ操作装置でもあるならば、もしも大宇宙コンピュータの優秀なオペレータになることができたなら、思いのままの人生を送ることができるかもしれません。

では、どうすれば大宇宙コンピュータの優秀なオペレータになることができるでしょうか?

まずは、人間の入出力装置や演算装置を整える必要があると思います。人間の入力装置には、五感(および五蘊)が挙げられます。演算装置は人間の意識であり、出力装置は言動や祈り(=身口意)だと思います。これらをオーバーホールすることが重要ではないかと思います。

すなわち、何のノイズもなく入力を受け取って、何のノイズもなく演算して、何のノイズもなく出力する。言い換えると、常にありのままに受け取って、希望と寸分の狂いもなく汚れもなくイメージして、委細漏らさず祈る。一旦祈ったら、間違ってプログラムを変更することのないよう、すべてを大宇宙コンピュータにまかせて忘れてしまう。これができる人が、優秀なオペレータではないかと思います。

この世はすべてあなたが希望した通りだとすると、目の前にいる人も、身の回りにある物も、すべてはあなたが希望した通りに現れています。あなたの分身であるとも言えると思います。仮に希望通りとは思えない部分があるとしたら、それはイメージする際に間違えたことを意味していると思います。その間違いも含めて、あなたの分身です。いずれの場合も、あなたの分身であると同時に、あなた自身の現れとも言えます。目に見えること、耳に聞こえること、そのほか五感で感じることはすべて、あなた自身の現れです。

大宇宙コンピュータはあまりに高性能で、人間がイメージした通りに、寸分の狂いもなく実現してくれます。本当にありがたいことだと思います。ただし、間違いも含めて実現してくれます。また、怒りや悲しみを強く反芻すると、それを強い祈りとみなして、そのまま実現してくれます。したがって、人間のありのままの姿を映し出す鏡としても機能します。優秀なオペレータになりたいものだと思います。


(5)妄想科学

あまりに暑いので、こんなことを妄想してみました。

ご推察通り、Non-Science Fiction です。アホですいません…