法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

非言語思考な人の読み書き

(1)文章を書くには

私は非言語思考の人なので、頭の中にあることを文章にするためには、毎回手間がかかります。

非言語状態にあるモヤモヤ(思考内容)を、伝わりやすい構造や表現を工夫しながら、上手に言語に変換しないといけないからです。


(2)文章を理解するには

同様に、文章を十分に理解するためには、言語から非言語に変換しないといけません。

読み慣れない分野の場合は、まずは対象の構造図を頭の中に作って(非言語な図です)、それから「この表現はこの部分をこの角度から見て書いたもの」「あの表現はあの部分をあの角度から見て書いたもの」などと判断しながら読み進めないといけません。言葉のままでは十分には理解できないからです。

仮に同じ言葉を使って表現している場合でも、人によって、あるいは場合によって、表現している内容がまったく異なることはよくあるように思います。逆に、言葉だけを見ると正反対のことが書いてあるようでいて、実際には同じことを違う角度から述べているだけということもよくあるように思います。

言葉を使って思考する場合は、表現の違いは考察の過程で十分に考慮できるかもしれません。しかし非言語思考の場合は、文章を読む時点で表現の違いを考慮して理解しないといけません。


(3)得手・不得手

このように、非言語思考は Input / Output 処理が重くなる傾向にあります。そのため、当意即妙のやりとりをしようと思ったら、言語を使って考える人の方が有利ではないかと思います。

その代わり、非言語思考の思考速度は、言語を使って考えるよりも速いのではないかと思っています。(あくまで言語を使った思考が苦手な私の主観的な意見です笑)

カタカナ語で表現するなら、非言語思考はリアルタイム処理は苦手でバッチ処理が得意、ではないかと思っています。

※ちなみに私は、当意即妙なやりとりはかなり苦手で、せいぜい駄洒落しか言えません。しかも、思索や考察は「下手の考え休むに似たり」タイプです…


(4)醗酵待ち

このところ読書を優先しています。

読み慣れない分野の本が続いているので、まずは対象の構造図を頭の中に作る作業が必要でした。

とは言え、私は顕在意識で複雑なことを考えられないので、潜在意識まかせです。(発症前は顕在意識で考えてましたが、発症後は潜在意識まかせです)

読書をした後しばらく待って、ある程度醗酵してきた頃に、潜在意識を覗き見して取り出します。そして、これはこういうことかなぁ、あれはああいうことかなぁ、などと考えます。顕在意識が構造図に慣れてきた頃に、改めて潜在意識を覗き見します。すると、ちょっと詳細になった構造図が取り出せます。これを繰り返すうちに、少しずつ構造図が詳細に鮮明になっていきます。

その構造図について、そろそろ文章化できるかなと思っていたのですが、まだ詳細化が進んでいます。このままでは、図を描くのも文章化するのも大変かもしれません。しかし、理解が進めば一気に単純化してくれるのではないかと「取らぬ狸の皮算用」的な期待をしています(笑)