法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

コーヒーカップの思い出

愛用のコーヒーカップをうっかり割ってしまったので、二十歳の頃に使っていたマグカップを引っ張り出して使っています。大断捨離でだいぶん処分したので、当時のカップで残っているのはこれだけです。しかし不思議と懐かしさはありません。

思い出してみると、あの頃も毎日このマグカップでコーヒーを飲んでいました。ただしインスタント・コーヒーでした。記憶では、毎日7杯くらい飲んでました。


ところが、ある日突然、コーヒーが飲めなくなってしまいました。それどころか、コーヒーの匂いすら受け付けなくなってしまいました。そんな状態が年単位で続きました。やがて特定ブランドのミルク入り缶コーヒーの温かいものなら飲めるようになりました。そこから少しずつコーヒーが飲めるようになっていきました。1日1杯ずつくらい飲めるようになったのは、コーヒーをまったく受け付けなくなってから何年か経ってからのことでした。

推測ですが、インスタント・コーヒーの化学物質に負けたのではないかと思います。残留農薬やら防腐剤やら、いろいろ入っていたのではないかしら… 実は今もインスタント系は苦手で、普段はオーガニックと銘打たれた豆をドリップして飲んでいます。しかし不思議なことに、特定ブランドのミルク入りペットボトル・コーヒーなら飲めるんですよね。たぶん体に優しいからではなくて、私の体内に蓄積された化学物質とは異なる種類の化学物質が使われているからではないかと想像しています。


そのようなネガティブな記憶があるので、このマグカップに懐かしさを感じないのかもしれません。マグカップさん、ごめんなさい。