今夜は図書館で借りた本を3冊、斜め読みしました。
政府は地方創生と SDGs を結びつけているため、各自治体は SDGs を施策に取り入れるべく工夫を重ねているそうです。
先年の地方創生「人口ビジョン」「総合戦略」策定の際にも思いましたが、自治体職員は政府からいろんな指示が降ってきて大変だろうなぁと思いました。上手に取り入れて地域の幸せにつなげられるとよいのですが、下手をすると計画立案のバタバタと期末の辻褄合わせで人手と予算を随分と取られて、本来の業務が疎かになってしまうかもしれません。
はたして、SDGs は各自治体にとって吉と出るか凶と出るか…
- 高木超(著)「まちの未来を描く! 自治体のSDGs」 (学陽書房, 2020-09-28)
- 地方創生SDGs・「環境未来都市」構想 (内閣府地方創生推進事務局)
- 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム「環境未来都市」構想 (内閣府)
- Society 5.0 for SDGs (内閣府)
- Society 5.0 (内閣府)
(2)スマート農業
スマート農業は情報通信技術を活用した「賢い」農業のことだそうです。「スマホ」のように、やがては「スマ農」などと略されるようになるかもしれません。
具体的には、農作業を可能な範囲で自動化したり(例:無人トラクター)、生育状況やノウハウなどを可能な範囲で共有する仕組みを作ったり(例:農業データ連携基盤)しているそうです。
研究段階や実証実験段階を過ぎて、やがて「いざスマ農で商売!」となってからは、研究開発費や運営費は農機具代やDB利用料に加算されることになると思います。はたして、農家が払える範囲に収まるかしら… 二期作をしたり、南北に広く展開して稼働期間を長くしたりなどの工夫ができる超大規模企業でないと、手が出ないような価格帯になったりしないかしら… その辺りが気になりました。
- 野口伸(監修)「スマート農業のきほん」 (誠文堂新光社, 2020-10-24)
- スマート農業 (農林水産業)
- ビークルロボティクス研究室 (北海道大学農学部)
- (農業データ連携基盤「WAGRI」)https://wagri.net/
(3)蛇足
5G の本も斜め読みしましたが、感想は省略します。
思い返してみると、どの本もネガティヴな読み方をしてしまいました。なんとなく地に足が着いてないような、このままでは上滑りをしそうな気がしたからではないかと思います。もうちょっと建設的な読み方ができるとよかったのですが… (性格がひねくれているのかな…笑)