法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

便利すぎて却って不幸

今の若者は、便利すぎて却って不幸かもしれません。

複雑な機械に囲まれて、ボタンひとつでできることばかりなので、分解して内部構造を学ぶ機会も、代替品を自分で作る機会もほとんどありません。(例えばスマホを分解しても仕組みはわかりません)

わかりやすく教えてくれる塾や書籍に囲まれているので、自分の頭でじっくり考える機会も限られているのではないかと思います。

なんでもかんでもパッケージ化されていて、ブラックボックス化されているので、自分で調べたり考えたりしても埒が明かないことばかりです。

そんな状態に慣れてしまうと、権威のある人に頼るか、自分で妄想を膨らませるかしか、方法論として身に付けられないのかもしれません。

子どもたちの暮らしの中に、仕組みが手に取るようにわかるものを増やしていく必要があるのかもしれないなぁとも思います。


現代の日本人は、それぞれの人にとっての権威のある存在の言うことを鵜呑みにする人が多いように思います。

また、空想と事実の区別のつかない人、空想に基づいて物事を進めようとする人も多いように思います。

自分の手で調べたり体験したりする力、そして事実と体験を元に自分の頭で考える力。そんな力が求められているのではないかと思います。

そんな風に思って書きました。