法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

再びソリティア(もしくはクロンダイク)

昨夜はなかなか寝付けなくて、なんとなくソリティアを始めたところ、久々にハマって夜更かししてしまいました。

昨夜も成功率には大きな波がありました。

ソリティアは単純なゲームですが、多少の思考力と記憶力を必要とします。私は後遺症で脳がポンコツなので、今の脳に見合った方法で考えたり覚えたりしないといけません。それがうまく行ってるときは、成功率が上がります。しかし少し疲れてくると、ついつい発症前のような脳の使い方をしてしまうようです。脳内の壊れた部分を使って考えたり覚えたりしても適切な指し手を選ぶことはできないので、頓珍漢な指し手を繰り返して、失敗が続きます…

囲碁の九路盤でも同様です。今の脳に見合った方法で考えたり覚えたりすれば、勝率が上がります。しかし疲れてくると、ついつい発症前のような脳の使い方をするようで、場違いな指し手が頻発して、壊滅的な負け方を繰り返してしまいます…

今の脳に見合った考え方や覚え方が自然にできるようになるとよいのですが、おそらくは相当な場数を踏まないといけないと思います。

数年前の発症直後の頃は、読むリハビリが中心でした。できることが限られていたからです。読むリハビリでは、若干変性意識に入って、脳の意識状態を微調整する手法を採用しました。少しずつ意識状態を変えながら文章を読んでみて、読みやすい意識状態を見つけたら、それが身に付くまで何日も練習します。身に付いたら、さらに意識状態を細かく微調整していきます。これを繰り返すことで、読む能力を少しずつ高めていきました。(脳の意識状態を変えることで、脳内の使う部位を変えることができるのではないかと思います)

実は最初のうちは、文章の内容によって、脳の意識状態を若干微調整する必要がありました。様々な種類の文章を読む練習を繰り返すうちに、やがて特に意識しなくても自動的に適切な意識状態に遷移できるようになりました。その状態にたどり着くのに、年単位のリハビリが必要だったと思います。

おそらく考える能力についても、分野ごとに適切な意識状態を見つけていく必要があると思います。ソリティア用、囲碁九路盤用、オセロ用、などなど。もちろん思考型ゲーム以外の分野についても、試行錯誤しながら考えるための適切な意識状態をそれぞれ見つけていく必要があると思います。

もしかしたら、リハビリを繰り返して思考可能な範囲がある程度広がってくると、ある日突然、特に意識しなくても自動的に適切な意識状態に遷移するようになるかもしれません。ただし、考える能力は読む能力よりも随分と複雑だと思うので、何年先になるのか見当がつきませんが…(笑)