法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

久々のソリティアかと思ったら、久々のクロンダイクでした

かつての Microsoft Windows には「ソリティア」というゲームがついてました。私は主にフリー OS を利用していたので、Windows を使う機会はほとんどありませんでした。しかし、「ソリティア」をプレーするためだけに、時々 Windows に切り替えて起動してました。

ソリティア」はルールも解き方も単純で、しかも短時間で終わるので、数え切れないくらいプレーしました。日常的な技術作業とは頭の使い方が全然違うので、技術作業で疲れた頭を休めるのに、ちょうどよいゲームだったからです。

何度もプレーするうちに解くための手順を見つけて、100回プレーしたら99回くらい成功するようになっていたと思います。当時は失敗する気が全然しなくて、単純に集中力だけの問題でした。もしかしたら、プレーヤーが嫌にならないように、必ず解けるようにカードの山を作ってくれていたのかもしれません。

先日、久しぶりに「ソリティア」を見かけて、昨日から久しぶりにハマっています。しかし今の私にはほとんど解けません…。解き方を十分に思い出せないこともありますが、それ以上に後遺症のため集中力がまったく足りてないことが大きいと思います。脳に対する刺激になるかもしれないので、しばらく練習したいと思います。


ところで今日初めて知ったのですが、「ソリティア(Solitaire)」という言葉自体は、一人で遊ぶことのできるゲームの総称だそうです。本来の意味での「ソリティア」というカテゴリーに入るゲームは世の中には沢山あるそうです。カーペンターズが悲しげに歌う「ソリティア」も、一人遊びゲームという意味での「ソリティア」を比喩として使った曲ではないかと思います。

では、Microsoft Windows で「ソリティア」と名付けられていたゲームの本来の名前は何かというと、「クロンダイク(Klondike)」というそうです。

なぜ Microsoft は「クロンダイク」ではなく「ソリティア」という名前にしたのかは存じ上げません。これはあくまでも私の想像ですが、ひょっとしたら、Microsoft は一人遊び用のゲームを少しずつ増やしていこうと思ったのかもしれません。そこで第一弾の「ソリティア」として「クロンダイク」を搭載したところ、予想を大きく超えた大ヒットとなり、多くの人が「ソリティア」=「クロンダイク」と思い込んでしまったのかもしれません。そこで、それ以降の一人遊び用のゲームには個別の名前を付けるようにしたのかもしれません。かく言う私も、今日の今日まで「ソリティア」=「クロンダイク」と思い込んでいた一人です。

クロンダイク」という名前は、カナダ北西部のクロンダイク地方の地名から来ているようです。100年余り前にクロンダイク地方でゴールド・ラッシュが起きた際に、集まってきた人々の間でこのカードゲームが発祥もしくは流行したことから、「クロンダイク」と名付けられたと言われているそうです。