法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ワーケーションよりリロケーションを

ワーケーション(workation)という言葉は work + vacation の造語で、休暇を満喫しながら必要に応じて仕事もする形態だそうです。英語には同じような意味で bleisure (business + leisure) という言葉があるそうです。

ワーケーションのあり方は、国によって、時代によって、職業によって、大きく異なるのではないかと思います。例えば何十年も昔の小説家は、日常を離れて自然豊かな旅館に籠もって執筆したとよく聞きますが、これも現代風に言えばワーケーションに当たるのかもしれません。

近年では農山漁村にサテライト・オフィスを設けて、希望する社員の中長期の滞在拠点にしたり、部門ごと移動したりする例があるようです。これも広い意味ではワーケーションに当たるのかもしれませんが、「仕事と休暇(work + vacation)」というよりも「仕事と暮らし(work + life)」だと思うので、リロケーションの方が適切な表現かもしれません。

work + vacation は都会的でリゾート向けな発想ではないかと思います。せっかくの機会なので、農山漁村での work + life の体験を通して、魂が深いところで揺さぶられるような、人生観が大きく変わってしまうような、そんな日々を過ごすことができればと思います。


ところで、報道によると「ワーケーション自治体協議会」が2019年11月18日に発足しているそうです。会長に和歌山県仁坂吉伸知事、会長代行に長野県の阿部守一知事が選任されたそうです。2020年7月29日現在、自治体会員は93(都道府県が10、市町村が83)だそうです。

ワーケーションに好意的な記事がありました。