法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

宇宙を見据えた評価尺度を持って生きる

日本ではバブル崩壊後から長年に渡って慢性的な景気刺激策を続けた結果、政府の大規模予算を前提とした経済構造・予算構造になってしまっているのではないかと思います。

そして同時に、人々の意識もすっかり変わってしまったのではないかと思います。いかにして政府の予算を引き出せるか、もしくは分配してもらうか。政府の懐に上手に飛び込める経営者や政治家が高く評価される国になってしまったのではないかと思います。様々な特区やプロジェクトでの予算獲得合戦に勝てる人が人気を博す時代となってしまったのではないかと思います。

だからこそ、政府から煙たがられる行為は嫌われるのかもしれません。逆に、政府の思惑を読み取って、上手に忖度して行動できる人が高く評価される時代なのかもしれません。

その結果、日本は「井の中の蛙」状態となっているのではないかと思います。国内の評価がどんなに高くとも、国外からの評価は低い。逆に国外からの評価は高くとも、国内での評価は低い。そんな風に、日本は天と地がひっくり返った状態にあるのではないかと思います。

こんな時代だからこそ、現代日本という、ほんの一時期の、ほんの狭い地域での評価尺度はすっかり忘れて、世界を見据えて、さらには宇宙を見据えた評価尺度を持って生きることが大切ではないかと思います。

時代も地域も形も超えた普遍的な尺度を持って、それぞれの土地で立場で楽しく逞しく暮らしていけるといいなと思います。