法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

子どもたちの未来、若者の未来、大人の未来

(1)夏休み短縮か、9月始業か

3月・4月と休校が続いている地域は多いのではないかと思います。年度初め(4月)の授業不足を補うために、夏休みの短縮を計画している地域があるそうです。仮に予定通り5月から授業を始めることができれば、これで必要な授業日数が確保できると計算しているのではないかと思います。もっとも真夏の校舎は暑そうなので、子どもたちが授業に集中できるかどうかはわかりませんが…

この機会に学校年度を4月開始から9月開始に変更することを提案している人たちがいるそうです。ネットで提言書が公開され、署名活動が行われています。

(2)大学生の経済状況

学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」が行ったインターネットでのアンケート調査によると(回答者514人)、回答者の6割がアルバイト収入が減少、4割が親の収入が減少、13人に1人が退学を検討しているそうです。学生にはかなり厳しい経済状況となっているようです。

大学生・短大生の経済状況が回復するためには、日本の経済状況の回復が必要だと思います。しかし残念ながら、回復は何ヶ月先のことになるのか、何年先のことになるのか、確度の高い予測をできる人はいないのではないかと思います。

したがって、学生への継続的な経済的支援策が早急に立ち上がらない限り、学生一人一人の運命も、大学一校一校の運命も、 ひいては日本の高等教育・高度研究の運命も、大きな影響を受けることになるのではないかと思います。

(3)古賀茂明さんの提案、中小企業、個人事業主フリーランスの支援策

経済産業省官僚の古賀茂明さんが提案した、中小企業、個人事業主フリーランスの支援策が話題を呼んでいるそうです。下記のように、融資と給付を融合した3段階の支援策だそうです。学生にも同様な仕組みがあると助かるのではないかしら…

  1. 前年の売上を上限に無利子無担保の融資(返済は1年後)
  2. 緊急事態宣言期間中の費用の一部を返済不要とする(=融資の一部が給付になる)
  3. 返済時に申告書類を税務署がチェック