(1)地獄の沙汰も金次第、自粛の沙汰も金次第
俗に「地獄の沙汰も金次第」と言いますが、地獄だからこそ、賄賂によって判決が変わってしまうのかもしれません。極楽ではありえない事態だと思います。(もっとも、厳格な閻魔大王のことですから、後で手痛いしっぺ返しが待っているかもしれませんが…)
最近は「自粛の沙汰も金次第」と言うそうです。自粛要請や経済対策の対象のボーダーライン上にあるとき、助けてもらえるかどうかは業界からの日頃の献金の多寡が決め手になるとか…(ほんとかな…)
きっと極楽では、お金の多寡と関係なく、慈愛あふれる対処がなされていることと思います。この世を慈愛あふれる社会(弥勒の世)にするには、どうするとよいのかしら…
(2)米国はマスクを高値で買付
世界的に需要の高まるマスクを、米国は資金力にものを言わせて高値で買い付けているそうです。一見すると、マスクを高値で掴んで損をしているかのようにも見えます。
しかし、マスクの相場を吊り上げておけば、米国企業がマスクを米国内で生産できるようになります。仮に初期投資(工場建設費等)が高くついても、利益が大きければ早期に投資を回収できます。投資の回収が済めば、いつの日かマスクの相場が下がっても、米国内でマスクを製造し続けられます。
マスクの相場を高く保つことは、マスク国産化のための戦略的投資であって、米国政府にとってメリットが大きいのかもしれません。(いまやマスクは戦略物資ですよね)
世界中の貧しい人たちがマスクを買えなくなるので途轍もなく傍迷惑な戦略ですが…、米国流のアメリカ・ファーストの実践だと捉えることができるかもしれません。
※ちなみに、日本は安値を求めてマスクを買いそびれているようです。
(3)ガラガラの新幹線、交通網の未来
新幹線や特急がガラガラだそうです。現在の状況に人々が慣れると、「出張不要、ネット会議で十分」という商習慣が未来社会の常識になるかもしれません。ネット会議ツールもどんどん洗練されていくことと思います。
そうなると、リニア新幹線は不要、新幹線の延伸も不要、高速道路は現状維持で十分、という結論になるかもしれません。交通網を巡る利権はすっかり崩壊して、交通網のための資源・エネルギー消費も低くなるかもしれません。
そういう点では、よき未来に向かっているのかな、と思います。