法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

根路銘国昭さんの COVID19 に対する見解

『ウィルス研究の国際的第一人者』として活躍された根路銘(ねろめ)国昭(80歳)さんのインタビュー記事を読みました。

この記事によると『正しい知恵と対処法をもって向き合あえば、あと1ヵ月で(2月末から3月に)終息するはずです』とのことです。

『正しい知恵と対処法をもって向き合あえば』というところがポイントだと思います。その心は、現代日本人が一番苦手とすることだからです。縁起を担ごうとするのか、気合で吹き飛ばそうとしているのかはわかりませんが、好ましからざることを「なかったことにする」のが日本人の特徴だと思います。それを「正常性バイアス」と見ることもできますが、一種の「呪い(まじない)」という側面もあるのではないかと思います。はたして COVID19 に日本風お呪いがどのくらいきくのか…

根路銘さんは『コロナウイルスは「飛沫核感染」しかしない』という前提でお話をされてますが、エアロゾル感染をするのであれば、ひょっとしたら話が変わるのかもしれません。また、都市部では空調のきいた密室に多人数が集まることが多いので、根路銘さんの想定外の事態が起きる可能性は十分にあるように思いました。

根路銘さんの認識が正しければ、一人一人が適切な対策を取れば、それだけでその人が感染する確率は随分低くなるようです。しかし個人の予算と知識でできる対策は百点満点とはいかないと思います。万一、感染・発症した場合は、適切な換気を心がけながら、しばらく寝込んでいようと思います。

なお、根路銘(ねろめ)国昭さんは獣医学博士であり、ウィルスの専門家でもある方です。現在は生物資源研究所の社長をされているそうです。

聞くところによると、COVID19 は感染しやすい状況が続いて、感染者の一部が発症して、発症者の数パーセントが亡くなる(他の疾病の併発・重症化によるものかもしれませんが…)とのことなので、第一は免疫力、第二は感染防止、第三は換気なのかもしれないなと思っています。


〔追記 2020-02-21〕National Graphic web版の記事より

下記記事によると COVID19 自体は呼吸器系疾患ですが、過剰な免疫反応により他の器官に影響を及ぼすことがあるそうです。

  • 第1段階:気管支の清掃機能が死滅してゴミが溜まる
  • 第2段階:免疫系が暴走して健康な組織も破壊される
  • 第3段階:呼吸不全(人工呼吸器が必要となる)

胃腸、肝臓、腎臓への影響、免疫の暴走についても書かれてました。