法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

これまでとこれからと

昨年の梅雨明けに大断捨離を始めた頃は、ゴミの日のたびに何袋もゴミを出していましたが、荷物の総量は一向に減る気配がありませんでした。タンスの中がネズミの巣になっていてタンスごと捨てたのは、今となってはよい思い出です。それから一年半が経ち、お蔭様で所有物の全体量がだいぶん減ってきました。最近では、所有物を少しずつ手放すたびに総量が減っていることを実感できます。とてもありがたいことです。

当地での暮らしで使おうと思って買ったものは、結局ほとんど手放してしまいました。当地での暮らしで必要に迫られて買ったものも、いずれ手放すことになるでしょう。まさに童話『三つの願い』のソーセージのような儚さを感じています(笑)。

そしてこれから、二十歳の頃のようなシンプルな暮らしに戻ろうとしています。コツコツ集めた資料も書籍もほとんど手放すことになると思うので、これからはネットと図書館が頼りです。衣食住関連も最小限にしたいと思っています。しかし、ミニマリストと比べるとかなり贅沢な暮らしになるんじゃないかな…

今回の人生では、ひとつの人生の中で様々な体験ができて面白かったです。自分なりのレポートを読者が一人もいないブログに残しておけるといいな…。レポートを残すことが重要なのではなくて、レポートにまとめる作業から得るものは物凄く大きいと思うからです。(レポートの公開は、喩えるならテープカットのようなもので、竣工式以上の意味はありません)。なんだかクロージングを迎えるかのような書きっぷりですね(笑)

この先のことは自分でもわかりません。身軽になればなるほど、そして心が軽くなればなるほど、未来の可能性が広がっていくような気がしています。どんな転がり方をするのか、風に吹かれて思わぬところに飛んで行ったりするのか、今から楽しみです。