法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

デスクワーク環境が欲しい

私はプログラミングも事務作業もゆっくりとしかできません。そんな状態でデスクワーク環境を作ろうとしているなんて、傍目には時間とお金の無駄遣いに見えているかもしれません(笑)。しかし欲しいものは欲しいのです。

ひょっとしたら…、プログラミングも事務作業もまともにできないからこそ、そして十分な回復にはまだまだ時間がかかると分かっているからこそ(さらに言えば、一生回復できないだろうと薄々分かっているからこそ)、せめてデスクワーク環境という形だけでも手元に作っておきたいのかもしれません。

年齢を重ねたり病気や怪我をしたりすると、アイデンティティの一部のように感じていた大切なことでも、思ったようにはできなくなってきます。それを受け入れるにはどうしても時間がかかるのではないかと思います。特に病気や怪我などで急に能力を失った人は、気持ちの整理がつくまでに長い時間がかかってしまうことは多いのではないかと思います。

そのため、諦めがつくまでは道具や環境を手元に残しておきたいという人は多いのではないかと思います。ところがケアしている家族から見ると、使い道はないし、場所も取るし、維持費もかかるしで処分した方がよいと思えてしまうことはよくあるのではないかと思います。そしてそれが家族喧嘩の一因となってしまうことも多々あるのではないかと思います。

幸い私は一人暮らしなので今はワガママを通すことができます。とは言え、現役時代のようにオフィス環境を作ることはもうできないと思います。だからせめて部屋の一角にデスクワーク環境だけでも作っておきたいのかもしれません。リハビリ環境として活用させていただきたく思っております。(一人家族会議の実況中継でした…笑)


それにしても、大切に思っていたことができなくなるのは本当に辛いんでしょうね。病気や怪我に限らず、倒産、契約解除、市場縮小、退職による場合も含めて…。ロボット技術や AI 技術など、現代社会における技術の急激な発展を大きな脅威と感じている人は多いかもしれません。暮らしぶりの急激な変化による市場激変にも脅威を感じている人は多いかもしれません。

残念ながら私はかつての能力をそのまま回復することはもはや無理だと観念しているので、リハビリで回復できる範囲を土台として、そこに何かを上手に継ぎ足すことで、私でもできることをなんとか探っていきたいと思っています。どんな未来が待っているのか楽しみです。