法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

木を見て森を見ず、森を見て木を見ず

今年の年初に久しぶりに技術的な調べ物を始めました。当初は浦島太郎もビックリな状態でした…。その頃、ちょうど調べ始めた技術内容について理解を深めるために、動作をなんとか可視化しようと思って書いた部分があるのですが、当初の目的を達成して以来、放ったらかしになってました。しかし、たまに利用したくなることがあるので、この機会に整理整頓して使いやすくすることにしました。他の部分との整合性や使い勝手をちょっと工夫しないといけません。

整理整頓作業というのは不思議なもので、取り組んでいるときは前に進むのを一時中断したような、ちょっと後ろ向きな気持ちになることがよくあるのですが、気がつくと視界がクリアになって、効率よく前進できるようになっていたり、課題がくっきり見えて問題点を解決しやすくなっていたりします。普通の前進とは違う種類の前進をしているのかもしれません。

「木を見て森を見ず」という言葉があります。私は「視野狭窄」ならぬ「思野狭窄」なので、普段の作業では「木を見て森を見ず」になっているのかもしれません。そこで整理整頓という形で「森を見て木を見ず」な時間が必要なのかもしれません。残念ながら私は「思野」が狭すぎて『木』と『森』を同時に見ることができないので、『木』を見て作業する時間と『森』を見て作業する時間の両方が別々に必要なのかもしれません。

言い換えると、私がちょっとでも複雑な作業をするときは、「木を見て森を見ず」な時間と「森を見て木を見ず」な時間を交互に作る必要があるようです。私は普通の人のように『木』と『森』を両方同時に見ることができないので、これはとても重要なことだと思います。

そのことを認識できたのは今日の大きな成果だと思います。