法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

今できることを大切にして生きていく

早いもので今日から旧暦卯月、明日は立夏です。

思い返してみると、あれは昨年の立夏 5/5(土) の夜のことでした。お風呂上がりに気を失って…(以下略)、それをきっかけに普通の意味での社会復帰を当面諦めることにしました。無理のうちには入らないだろうと思ってやった無理ですら体がまったくもたないのですから、私の限界を超えた日々を送らざるを得ないであろう社会復帰は夢のまた夢、物干し竿では届かないお月様のようなものだと思ったからです。

その日からしばらくうんうん唸りながら考えて、あれは梅雨の季節のことだったでしょうか、気持ちを大きく切り替えることにしました。発症前の状態に戻ることはすっかり諦めて、今できることを大切にして生きていくことにしたのです。そして、もはや使い道のない所持品を手放すことにしました。

そこで、梅雨が明けてから冬のはじめ頃まで、所持品の片付けを最優先で行いました。とは言え、慣れない作業は疲労が大きいので、片付けは午前中のみで、午後は街歩きをしてました。街歩きは心の整理につながるようで、捨て難いものを捨てる決心をするのにちょうどよい時間となりました。

今年はさらに所持品を減らしたいと思っています。目標は「方丈(ほうじょう)」で暮らせる程度にまでものを減らすことです。方丈とは、鴨長明の随筆『方丈記』でも有名な言葉で、「一丈(いちじょう、約3m)」四方の空間のことです。昭和風に言うと四畳半+αくらい、平成風に言うとワンルーム・マンション程度でしょうか…。結構ハードルが高いです。そのくらいまで荷物を減らして、ひっそりと暮らしていけたらよいなと思っています。

これまでの数年間に渡るリハビリで目に見えて回復したのは、読み書きの能力です。また今年からプログラミングのリハビリをはじめました。暖かい季節なら散策を楽しむことができるようになってます。しかし、それ以外の能力については、どのくらい回復するか疑問です。会話能力は波が大きいので、まだまだです。肉体作業は短時間の単純な軽作業以外は難しいんじゃないかと思っています。いずれにしても、個々の能力を見ると発症直後には想像もできないくらいにまで回復してます。しかし発症前と比べると桁違いに能力が低いままです。

そんな状態でこれからの人生を生きていきます。果たしてどんな人生を送ることになるでしょうね。