法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

どどーん!

今日はアール・ブリュット作品展を拝見する機会がありました。アール・ブリュット作品には惹かれるものが多いので、いつも楽しみにしています。

もちろん、惹かれる度合いは作品によって随分と異なります。私はエネルギーが弾けたような作品が好きなのですが、アール・ブリュット作品にはそのような作品が多いように思います。同じ理由から、高校生が自分の趣味を前面に出したような作品も結構好きです。岡本太郎も好きです。エネルギーが弾けたようなムーヴメントも好きです。そんな傾向の人なので、私の感想はそういう方向にかなり偏っていると思います。

私は数年前の病気の後遺症によりかなり「思野狭窄」なひとなのですが、ひょっとしたら障碍者と呼ばれている人の中にも、私のように「思野狭窄」な方がいらっしゃるかもしれません。もしかしたら、私よりも「思野」が狭い方もいらっしゃるかもしれません。「思野」が狭いと、物事を認識するにしても、考え事をするにしても、ちょっと工夫が必要です。そのためモノの見方・考え方が健康な人と異なっているかもしれません。「思野」に限らず、体の使い方、感情の使い方など、健康な人とは異なるところがたくさんあるのではないかと思います(私も発症前とは色々随分変わりました)。また、健康な人が気がつかないような苦労をいっぱいされているのではないかと思います。そんなこんなで感性も異なっているかもしれません。そんな風に健康な人とは何かと異なっているところが、彼らの作品の魅力の源泉のひとつとなっているのかもしれません。

言い換えると、アール・ブリュット作品に魅力を感じるのは、自分とは大きく異なる視点を求めているからかもしれませんし、さらに大きく言えば、人類は多様性を求めているからかもしれません。

それを私風に言えば、「あんなエネルギーの噴き出し方があるんだなぁ」「こんなエネルギーの噴き出し方があるんだなぁ」という感動が面白いです。人それぞれの手法で「どどーん」と噴き出している様を見るのがとても面白いです。

私も「どどーん」と噴き出したいです。

どどーん!