法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

市川裕(著)「ユダヤ人とユダヤ教 (岩波新書)」

市川裕(著)「ユダヤ人とユダヤ教」を読みました。歴史、信仰、学問、社会という4つの視点からユダヤ人・ユダヤ教についてまとめられた本です。

私はこれまで、ユダヤ教は2000年以上前からあまり変わってないものと勝手に思い込んでおりましたが、実際には長い歴史の中で社会情勢に応じて議論を積み重ねて変化を拒まなかったことを知りました。だからこそ2000年もの歴史を生きながらえてきたのではないかと思いました。

また、行動や成果を大切にする民族性を持っているようにも思いました。それがユダヤ人の優れた業績につながっているのかもしれません。

世界的な広がりを見せているキリスト教イスラム教は、ユダヤ教の影響を強く受けています。ユダヤ教はものすごいパワーを秘めていることの証左なのかしれません。その秘密がどこにあるのか興味があります。