法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

吉本ばなな(著)『「違うこと」をしないこと』

吉本ばなな(著)『「違うこと」をしないこと』を読みました。吉本ばななさんのやさしい語り口の文章(第1章、第3章、第5章)と、白井剛史さんとの対談(第2章)、CHIEさんとの対談(第4章)、吉本ばななさんへのQ&A(第6章)から構成された本です。

タイトルの『「違うこと」をしないこと』を一言で説明できるところまでは消化できてませんが、おそらくは第1章「自分を生きる」冒頭の次の文章がタイトルと同じ意図の文章だと思います。この文章から外れることが「違うこと」なんだろうと思います。

「自分の人生は自分のものです。
 どんな人であれ、自分そのものを生きることが大切。
 そのためには、まず自分に正直であること。
 そして、他人と正直にコミュニケーションすること。」(p.8)

感想を一言で書くのは難しいので、印象に残った言葉を以下に引用します。

  • 「プリミ:伝記になるような偉人たちには、誰一人、常識人っていない。常識からはずれた人ばかり。それは当然で、それまでの常識を打ち破ったからこそ、偉大な仕事を成し遂げることができたんですから。」(p.60)

  • 「時間は、未来から過去に向かって流れている。」(p.145)