法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

釈徹宗+毎日新聞取材班(共著)「異教の隣人」

釈徹宗毎日新聞取材班(共著)「異教の隣人」を読みました。異国にルーツを持つ人たちの宗教活動を紹介する本です。平成27年(2015年)4月〜平成29年(2017年)3月の2年間に渡って毎日新聞大阪本社版に連載された記事をもとに、大幅加筆・再構成して作られた本だそうです。

新聞連載だからでしょうか、故国の宗教が「異教の隣人」たちにとっての重要なアイデンティティとなっているという文化的な側面に光を当てた取材・構成となっているように思いました。信仰の場を守っている人たちには、語ることのできない苦労、言葉にできない喜びあるんだろうなと思いました。また、「異教の隣人」たちと日本社会との関わり方についても、日本人視点で紹介されてました。

次は教義や信仰心に焦点を当てた「隣人の異教」を紹介する本を読んでみたいと思いました。