法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

人生は宝くじで一等賞を当てるより不可思議なことで満ちている

子供のころ、人生ゲームで遊んだことがあります。サイコロ(ルーレット?)が示す数字の数だけコマを進めて、止まったマスの指示に従いながら、ゴールを目指します。マス以外の場所に止まったり、コースを外れて進んだりすることはできません。

しかし実際の人生では、サイコロの出す数字は整数とは限りません。3.14… とか 2.718… とか、不可思議な数字に従ってコマを進めることがよくあります。ちょうどキングス・クロス駅の9¾番線でホグワーツ特急に乗るように、不可思議な数字に従って異次元へと進んで行くことがよくあるようです。そして、まるでワープ航法が発動されたかのように、思わぬところにたどり着くのです。

人生って本当は、不可思議なことの連続ではないかと思います。後から振り返っても何故に不可思議なことが起きたのか見当すらつかず、ただただ「偶然」の一言で済ませるしかないことが多いのではないかと思います。その結果、偶然天国にたどり着いたり、偶然地獄にたどり着いたり…。人生って、人間の理解をはるかに超えたルールに従って運ばれているのではないかな…と思います。

思い返してみると、例えば、なぜこの家に住むことになったのか、いまなぜ大切なものだけに囲まれた暮らしを求めているのか、なのになぜ手放し難いものがあるのか…。わからないことでいっぱいなのは、知らず知らずのうちに本人の理解を超えた不思議な道を歩んでいる証拠なのかもしれません。

人生は、宝くじで一等賞を当てるより不可思議なことで満ちている。そんな気がする秋の夜。ゆっくりゆったり過ごしています。