法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

Kan.(著)「問題は解決するな」

Kan.(著)「問題は解決するな」を読みました。出版されて間もない頃に2〜3回読んで以来だと思いますので、4〜5年ぶりに読みました。歳月のなせる技でしょうか、前回とは異なる印象を抱いたように思います。

この宇宙には本当は『善悪』などないと思います。同様に、この宇宙には『問題』などないのかもしれません。『問題』がないのだから『解決』もないのだと思います。したがって、『善』に見えようが、『悪』に見えようが、『問題』に見えようが、『無問題』に見えようが関係なく、常に普通に事に当たればよいのだと思います。人間界のモノサシに惑わされる必要はないのだと思います。

すなわち、人間界のモノサシに振り回されることなく、『いま・ここ』を味わって生きていくことが大切なのだろうと思います。『いま・ここ』とは、「まさにこの瞬間のまさにこの位置」というピンポイントを指すと同時に、「全宇宙の全時間=時空全体」をも包含する概念だと思います。『いま・ここ』に生きるとは、目の前のピンポイントと共振するとともに、時空全体とも共振して生きることではないかと思います。そうすればすべてが自然に調和して、問題と見えていたことも問題でなくなっていくことと思います。

そのような生き方が、具体的なワークとともに提案されているのではないかと思いました。