法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

超省エネ&超高効率

先日のとある経験を通して、ダメ押しの確認ができました。私の脳の壊死した部位は、よほどの奇跡が起きない限りは、もう壊死したまんまなんだろうと思います。そして私にとってのリハビリとは、一旦失ってしまった機能とほぼ同等のことを、生き残っている機能だけを使って曲がりなりにも実現するための訓練なんだろうと思います。そのため、咄嗟の際に訓練成果を忘れて発症前と同じ脳の使い方をしてしまうと、機能回復してたはずのことができなくなった上に、脳に過負荷をかけて激しい疲労を残してしまうのだろうと思います。

一般論としては、リハビリで習得すべき内容は症状によって、人によって大きく異なると思います。私の場合はどうやら、脳も体も「超省エネ&超高効率」で使うことがキーポイントになっているように思います。そのためには、身体にまかせられることは身体にまかせて、潜在意識にまかせられることも潜在意識にまかせて、顕在意識はできるだけ休めて必要最低限の仕事しかしない、という方向に持っていきたいと思っています。まるで武術の達人、瞑想の達人を目指しているかのような目標です(笑)

おそらく私の小脳も脳幹もほとんど無傷で、大脳のほんの一部が壊死しているだけだと思います。壊死しているのは、左脳と右脳を繋げる辺りではなかろうかと思うのですが、確証はありません。左脳だけを使ったり(論理的)、右脳だけ使ったり(感覚的)は最近はだいぶん何とかなるのですが、左脳と右脳を統合的に使うことは今もってあまり得意ではありません。そのためか、おしゃべりが一番苦手です。また、聞いたり話したりするという行為でも、まだまだ脳が大きく疲労します。しかし社会復帰のためにはおそらく、おしゃべり能力は必須であり、聞き話す能力も必須だと思います。ですから、あともうひと工夫必要です。もうあとひと訓練必要です。

どこまで回復できるかは、どこまで「超省エネ&超高効率」を実現できるかに掛かっているのではないかと思います。なかなかチャレンジングな課題なので、これからの展開が楽しみです。