法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

求めよさらば与えられん

私は思考能力があまり高くないようで、頭で考えるとロクな考えが浮かびません。そこで疑問が浮かんだときはいつも私自身の内面(潜在意識)に問いかけるようにしています。手順としてはざっと次のような感じになります。

疑問を強く抱く → 内面に問いかける → 答えが返ってくる → 返ってきた答えを紐解く → 言葉に変換する

返ってくる答えは、例えるならモヤモヤっとした状態のものです。そのモヤモヤの中身を覗き見ようとすると、中身が非言語の形で取り出せます。その非言語状態のものを味わおうとすると、少し明確な概念的なものになります。その概念的なものを言葉に変換していきます。それを文章として組み立てて、一定レベルの文章になるまで推敲を繰り返します。推敲作業を通して、理解を深めたり記憶に刻み込んだりすることができます。

(ちなみに、疑問を強く抱いてから答えが返ってくるまではほぼ一瞬です。それを言語に変換するための時間はタイプ速度とほぼ同じです。しかし推敲は今の私の能力では数時間から数日を要することが多いです。)

この手順に従って文章を書くと、私の思考能力(顕在意識の能力)を遙かに超えた内容の文章を書くことができます。内容の質を落とさないためには、推敲の過程で顕在意識からのノイズができるだけ紛れ込まないよう、細心の注意を払わねばなりません。

このような体験を日々繰り返しているからでしょうか、好奇心を輝かせることはとても大切なことだと思います。疑問を強く抱くとその答えが様々な形で返ってきます。答えがどのような形で返ってきているかがわかるようになって、その答えを適切に解釈できるようになると、毎日がとても楽しくなります。まさに「求めよさらば与えられん」の世界が現出します。

新約聖書「マタイによる福音書」第7章第7〜8節

求めよ、さらば與へられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。すべて求むる者は得、たづぬる者は見いだし、門をたたく者は開かるるなり。〔マタイ傳福音書(文語訳)より〕

The Gospel According to Matthew 7:7-8, The New Testament

Ask and it will be given to you; seek and you will find; knock and the door will be opened to you. For everyone who asks receives; the one who seeks finds; and to the one who knocks, the door will be opened. [New International Version]

ところで、内面(潜在意識)はどのようにして答えを見つけているのか気になるところですが、正直申しまして今の私には分かりません…。もしかしたら日頃の知見や体験の積み重ねが潜在意識のどこかでほどよく醗酵していて、そこから適切な答えが返ってくるのかもしれません。あるいは潜在意識の中には私などには想像もつかない優れた仕組みがあるのかもしれません。顕在意識と潜在意識がもっと密にコミュニケーションできるようになると、日々の暮らしがもっと楽しくなるのではないかと思います。

いずれにせよしても、内面(潜在意識)から返ってくる答えを適切に理解したり分かりやすい文章で表現したりするためには、日頃から勉強や体験を積み重ねておくことはとても重要なことだと思います。顕在意識と潜在意識を含めた意識全体における顕在意識の役割は、疑問力・理解力・文章力・判定力ではないかと思います。常に適切な答えが返ってくるとは限りませんので、特に正邪の判定力は重要だと思います。