法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

梅原猛,上田正昭,三浦佑之,上野誠(共著)「古事記 日本の原風景を求めて」

2017年9月に出版された「古事記 日本の原風景を求めて」を読みました。古事記編纂1300年の記念の年に出版された「芸術新潮」2012年6月号「古事記 日本の原風景を求めて」を再編集して作られた本だそうです。

この本には、古事記の舞台と言われている史跡の写真紹介を中心に、学者さんによる対談や寄稿が掲載されています。紹介されている場所は、果たして史実に基づく史跡なのか、伝承にふさわしい場所として後付けで選ばれた場所なのか、私にはわかりません。ただ、伝承の舞台として近隣の人々から大切にされてきた場所であることは間違いなさそうです。その意味では、神話学の本というよりも民俗学の本かな、と思いました。